西表の自然情報

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ムクイヌビワ     ギランイヌビワ
ムクイヌビワ(クワ科)        ギランイヌビワ(クワ科)
西表では希に見られる      季節的にはもう最後の果実
イチジクの仲間          写真では分からないが
海岸近くの石灰岩質       幹に直接付く幹生花
土壌を好み、海岸の開発    果実の形をした実の中で
などで、数が減っている     花が咲き実が生ります
数が少ないせいで、       イチジクの仲間で
はっきりしたことは        雌雄異株で、雄株は
分かりませんが、         種を作らずに花粉を作り
比較的長い間に徐々に     花粉を運ぶイチジクコバチを
開花結実するようです      育てることが知られている
熟すれば、赤くなります     ちなみに、この株は雌株の
葉は名前の通りに        ようで映っているのは
ザラザラしています       アリの仲間。雌株なら
(19日)
               果実の中に、花粉を運んだ
                   1匹の雌のイチジクコバチの
                   死骸があるはず。


漂着ゴミ
漂着ゴミの季節
北風が吹くと漂着ゴミが海岸に溢れます。3月一杯まで続きます。
特にここは県道から離れているために、殆どがそのまま放置されています。
最近蛍光灯が増えて汚染が心配です。
家電ゴミの漂着の増加しています。
海岸林の奧やマングローブ林の中にも沢山あります。

ミナミクロダイ     ゴマフエダイ

ナンヨウチヌ(ちん)       ゴマフエダイ(かーしび)
河口域を中心に生息      汽水域やマングローブ林内の
クロダイに比べ格段に     水路沿いで釣れる
背びれが丈夫で、鋭い     鋭い歯と背びれの棘を
10日、11日と天気予報が   武器にしている
外れ、寒波の南下もなく    ちなみに、息子の釣ったもので
比較的穏やかな冬日和    37p程あった。
曇時々晴所により雨と     釣り上げると赤く変色し
いったところで、         消化器官からは小型の
息子のお供で釣り        蟹などが見つかった

                        (10日)

ホソバワダン   リュウキュウツチトリモチ  テリハノギク
ホソバワダン(キク科)   リュウキュウツチトリモチ   テリハノギク(キク科)
海岸の隆起珊瑚礁上に    (ツチトリモチ科)       固有亜種
生育し、11月頃より      沖縄固有種の        名前とは異なり
春まで開花は続く。    寄生植物で葉緑素を       葉に光沢はない
沖縄野菜のニガナと   持たない。イタジイや       例年並みの開花
同種とされているが、   リュウキュウガキ、
原産地は別と考えられる リュウキュウコクタン等に
(10日)           寄生し比較的海に近い林に

                群生する。頭状の部分が
                 雌花でくびれの部分に
                白く列状に並んでいるのが
                雄花とのこと。今年の開花は
                1ヶ月程遅れまだ、つぼみ
                  (9日)

ツワブキ  イリオモテソウ   リュウキュウアサギマダラ
ツワブキ(キク科)       イリオモテソウ(アカネ科)   リュウキュウアサギマダラ 
開花は若干遅れ気味で  花が咲き終わると、萼は    冬季気温の低い日に
やっと開花          まっすぐに上向きに      集団で過ごし、
沖縄のツワブキは葉に   伸び上がります。        集団越冬と呼ばれる
光沢がない。亜種の    今年はまだ花が         今年はアサギマダラの
リュウキュウツワブキは  見られます            南下が少ないようで、
渓流に生育し沖縄固有で                    余り見られない。
葉が丸くない(狭葉現象)  1級の寒波は去ったが、冬の曇天はしばらく続きそうです
葉っぱの他は違いがなく   これから冬の花が次々と咲き始めます (8日)
疑問のある命名です。

イリオモテヤマネコの糞        イリオモテヤマネコの足跡
イリオモテヤマネコの糞          イリオモテヤマネコの足跡?
この時期雄猫のマーキングが      足跡では家猫と山猫の区別は
多くなり、目立つところに、        付かないが、山猫の可能性大
糞が見られる。糞の中に鳥の      大きさの違う足跡は親子連れの
羽毛らしきものが見える。         可能性もある!冬場は山猫の
3日の深夜に久しぶりで、        活動が活発になる?
山猫を見た。今日は北風が       餌の少ない冬場は餌を求めてか
強く真冬並みの15度位まで      活動が活発になるようだ
気温が下がり、ストーブを出した    雄も、繁殖期を迎え目撃数が増える
国の環境対策も先進国とは       学者さんの説によれば、
思えない御寒い対策で、何れ      イリオモオテヤマネコの食性は
近い将来、イリオモテヤマネコも    多様で、島に適応していると
絶滅することは間違いなさそうだ
    されているが、山猫の数や体重から
(5日)                    常に餌不足で、やむなく食性が
                        多様化したとする方が、科学的だと思う。

ソクズ    アオガンピ
ソクズ(スイカズラ科)              アオガンピ(ジンチョウゲ科)
黄色いものは蜜腺とのこと、          天気が愚図ついている内に  
花に見えるのは雄花で雌花は        花の時期は終わってしまった
花弁がなく果実は赤く熟す。         花はジンチョウゲ科の花らしい
昆虫の種名は不明
                 海岸の石灰岩地帯に多いが、
                        牛が好まないのか牧場の中にも点在する。
                        樹皮(内皮)は和紙の原料として
                        使われることがある。 (1日)
                        製紙原料のミツマタも同じジンチョウゲ科


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